薬剤師国家試験の勉強はいつから始めたらいい?何をしたらいい?国試で8割合格した経験者が語る!

大学生A

薬剤師国家試験の勉強はいつ始めたらいいでしょうか?

薬剤師 

今でしょ! と言いたいところだけど、遅くても8月には始めたいね!

目次

薬剤師国家試験の時期と合格基準

まずは敵をしるべき!薬剤師国家試験の全体像を把握するよ!
・薬剤師国家試験はその年度の2月(大体第3週)にあります。
・345問あって、必須90問、理論125問と実践130問(合計345問)です。
・必須試験で各教科3割と合計7割(63問正解/90問)を取ったうえで、全体で6.5割以上(225問以上正解)で合格
(相対評価に変わったので、どうなるんだという議論はされていましたが、厚生労働省も示す通り、少なくともしばらくは絶対評価の65%で様子見のようです。)

参考:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakuzaishi-kokkashiken/index.html

個人的な薬剤師国家試験の点数目標

まず、必須問題は1問1答形式で比較的簡単な問題が多いです。
目指せ満点、少なくても8割はほしいところです。大体が過去問応用のため、過去問をしっかり勉強していれば、満点~8割は取れます。

理論に関しては、5割取れればいいと考えていました。
私の場合は、薬理が得意だったので、そこはなるべくとる!まぁ、取れなければ、しょうがない!って感じでやってました。

実務は複合問題が多いですが、それぞれの情報を組み合わせられれば点数取りやすいです。
実務は比較的点を取りやすいので、得意分野は8割、苦手分野も5割行きたいなと思ってました。
実務問題を勉強するっていうよりは、それぞれの分野を勉強していたら実務問題で点数が取れるようになったって感じです。

過去問が全教科7周以上になったのは、2020年1月だったのですが、まさに、上記の状態でした。

私の2020年1月模試結果と、2020年2月の薬剤師国家試験で8割取った時の結果を載せておきます。黄色い所が正答数、真ん中が問題数、右が正解割合で、必須問題、理論問題、実践問題、総合得点を科目ごとで分けてあります

2020年1月 薬ゼミ模試結果
2020年2月薬剤師国家試験 結果

国試までの間に何をするか

ゴールが定まった所で、じゃあ何をしたらよいか。

私がやったことは、3つです。
過去問、模試復習、ヤマカケ参加

①過去問
過去問での勉強は必須です!
正直、過去問で2割は固いです。なぜなら、厚生労働省も言っているから!

既出問題のうち、薬剤師に必要な資質を的確に確認することが可能な良質な問題として一定の評価が与えられた問題を活用することとし、その割合は、20%程度とする。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000112014.pdf
厚生労働省

そして、2割だけじゃなく、過去問を正しい方法で勉強すれば、知識も付くし、考え方も身に着く。

その結果、合格点まで届きます!

必要なのは、10年分ほどの過去問の知識。
正直、青本の問題でOKです。

私の場合は青本が分厚くてやる気が出なかったので、領域別問題集を使用しました。
領域別のオススメ点としては、
①必要最低限のまとめが付いている
②問題の下に答えが付いているので、すぐに解説を見れて、復習しやすいこと(周回しやすい)
③小さいこと
ただ、正直、青本を学校で使うなら、青本でもいいかなと思います。情報は一つにした方が良いためです。

周囲は青本に書き込んでいる中、私は、6年時の授業を全部、領域別のまとめに書き込んでいました。国試会場に持っていく資料作りも兼ねていたわけですが、正直、少し変わった人に見られていたと思います(笑)。


とにかく、過去問をして行きます!正しいやり方で7周以上すれば、模試で6割は固いです。
ちょっと過去問のやり方に関しては書ききれないので、別記事で書いてます。
過去問のオススメのやり方はこちら→


②模試復習
私は1月の薬ゼミの模試から2月の薬剤師国家試験で46点伸びました。
(6.6割→8割)
この伸びの原因の一つが、模試の復習です。
国試前の1ヶ月は過去問復習に余裕があったため、模試の復習ができました。
1月に受けた薬ゼミの問題で解けそうで間違っていた問題を復習しました。
模試の復習方法に関しても、ここで書くと脱線するため、別記事にしてます。
https://yakuzaishi-nana.com/kokushi4-moshi/(新しいタブで開く)


簡単に言うと、「模試を受けている時に問題を仕分けて、必要な問題のみ復習する」という方法です。量としてオススメは、薬ゼミの模試3回分の復習です。

模試は、その予備校が総力を挙げて作られます。
的中するものもあり、皆が受けている模試で、自分だけ知らないと不利になるかもしれません。
薬ゼミの模試は大半の受験生が受けるため、復習した方が良いと思います。

③薬ゼミのやまかけ講座
試験前日(もしくは前々日)に3時間くらいでやる講義。
「やまかけ」ってだけあって、マイナーなところも教えられるんですけど、全体的にザッとポイントを押さえれます。
たぶん、実績とかは薬ゼミのサイトみた方が分かるとはおもうんですけど、
少なくとも105回薬剤師国家試験がめっちゃ当たりました。
必須で2問くらいドンピシャなのがあって、試験中に感動してた(笑)
私、薬ゼミの回し者じゃないですよ!けど、ほんとすごいな思いました。
人によっては、新しい単語出てきて動揺したくないと受ない人もいます。
人によると思います。
ただ、試験直前に受ける価値が、私は、あったと思うので、紹介でした。

いつから国試対策を始めるか

では、いつから国試対策をするか。

正直、「できるだけすぐに」とわたしなら言います。
巷に1ヶ月で!とか3ヶ月で!とかいうサイトや体験談あるんですけど、正直短期間でやると精神やられます。きついです。そもそも、卒試大丈夫かなとなります。

それよりも、早めに始めて、余裕持ってやっていく方が、樂です。個人的に遅くとも8月までには少しでいいので始めたほうが良いと思います。

私は、大学5年から6年の春休みに勉強を始めました。
12月までに過去問10年分、7周すると決め、その為に必要な問題数を割り出し残りの日数で割って、やっていきました。

必須問題1問といてみる。十分な一歩です。
ぜひ、すぐに始めましょう!