私は、105回薬剤師国家試験を受験しました。
2020年2月22日のことです。
大体の受験生は国試会場近くのホテルに前日入りして、
2泊3日で泊まることが多いと思います。
ただ、私の場合、実家が薬剤師国家試験会場に新幹線で40分という立地であったため、
実家から試験会場に向かうことにしました。
まぁ、色々ありましたよね!(笑)
今回はそんな話をしたいと思います。
目次
時計の電池が止まっている
試験前日。薬ゼミの「山掛け」に参加しました。
私の場合は午後にあったので、薬ゼミ会場から実家に着いたのは15時ごろ。
そこから、明日の国家試験の準備をしました。
鉛筆、消しゴム、受験票、ティッシュにハンカチ…と確認して行く途中で気付いたのですが、
時計の電池が止まっていました。
あっぶない!今日気付いてよかった~と胸をなでおろすと同時に家の時計を見ると、16:30。
え、時計屋閉まる!と家族に、時計の電池を変えてきてほしいと頼むと、
ごめん!自分で行ってきてと…
まあね!自分の時計だしね!ということで、国試前日に時計屋へ走りました。
時計屋さんで電池交換して、無事、時計は動き始めました。
夜ご飯作っておいて!
時計もOK、持っていくものもOK。
さぁ、最後の勉強をしようと思っていた矢先、母から、
「夜ご飯つくってくれない?」
え・・・
と思いました。私、受験生だよ?って。
けど、受験生でも平等がわが家。しょうがないなぁ苦笑いしながら作りました。
今思えば、母なりに私の緊張を和らげたかったのかもしれません。
試験1日目、新幹線が…
試験前日は22時位に布団に入り、朝5時30分に目覚め、用意をしました。
新幹線乗り場までは、母が車で送ってくれました。感謝。
そして、新幹線を待っていたのですが、
なんと、
強風で乗る予定の新幹線が欠航に…
え、強風で中止とかあるの?って感じでした。
その日は台風とかもなかったので、本当に寝耳に水状態。
ただ、予定を試験開始から1時間前に設定していたため、時間的に余裕はありました。
次の便で行っても、間に合う。大丈夫!
家族に連絡し、アドバイスもらったり、自分自身を励ましたり、
そして、当初予定の次の便に乗り、会場入りできました。
試験開始の30分前でした。間に合ってよかった(笑)
国試スタート問題を開くと…
さて、間に会って、必須試験から開始です。
開始の合図に、問題を開くと、そこには、
フラスコなどの絵が…
「え?」となりました。
会場も私語厳禁ですが、ザワっと動揺が走ってました。
ちょっと距離を置こう。一旦別問題行こう!と思って、ペラペラめくってたら、薬理では構造式で聞かれ、実務ではなんか図が出てきて…
おぉ、今年はちょっと手が込んでるなと思いました。
ただ、できる問題を先にやっていくと、だんだん落ち着いくるもので、しっかり考えて解けました。
どうだったに対する最強の答え
1日目帰る時と2日目朝に友人と会った時、
それから実家に帰ってきた後、父から聞かれました。
「試験どうだった?」と。
こういう時、私は、「まあまあかな」と答えるようにしてます。
難しかった?→まあまあ
できた?→まあまあ
振り返っている場合ではないし、出来ていても出来ていなくても残りの試験はやる。
なら、今どれくらいとか必要ない。けど、無視できないし、嘘はつきたくない。
そんな心の葛藤から生まれた「まあまあ」ですが、使い勝手は良いです。友達や大学の先生から聞かれたときも、まぁまぁと返してました。
試験2日目
試験2日目は、新幹線が止まることもなく、スムーズに試験会場に行けました!
試験を無事すべてを受け終わり、自宅に帰り、ご飯食べて、自己採点をしました。
正直、一番、ドキドキしたのは、自己採点の間だと思います。
試験中は、必死すぎて緊張している場合じゃなかった!
自己採点やろうとするのも、ちょっと怖くて、決心着いたのは、22時ごろ。
薬ゼミの採点サイトでポチポチ押していきました。
そして、結果を見て、合格できそうだと知った時、すごくほっとしました。
念のため、紙でも丸付けして、同じ点数である事も確認して、
家族に報告しました。とても喜んでくれました。
次の日、研究室の先生、担任の先生、実習先の薬局、そして、就職予定の職場へ合格できそうな旨を電話しました。
国試あるある
ついでに国試あるあるを少し話したいと思います。
①トイレ
特に、女子トイレは並びます。試験終わったらダッシュ!そして、並んでる時も確認できるようにまとめの紙を持っていくといいと思います。
②答え合わせの声
ここ、何番にした?とか、話しているんです。
私の後ろの方もそうでした。意外に多いんです。
そして、気になっちゃう自分もいて、聞くと多分落ち込むなって思うんですね。
なので、私はWALKMANの音量をめっちゃ上げて休み時間をすごしました(笑)
③待ち時間
「勉強道具をしまってください」から「試験を開始してください」までが長いとよく聞くんですが、個人的にはあまり長く感じなかったかも。私は、自分が何を考えているか、感じているか、自分とすごく向き合ってました。
頭の中での知識確認は、思い出せないと焦るので、あえてやってなかったです。
まとめ
今回の薬剤師国家試験を通して、後輩に一番言いたいこと、
それは、
「会場近くのホテルに2泊3日で泊まったほうがいい」
本当に実感しました!
実家もね、居心地はいいんだけど、色々ね!
あと、ホテル確保含め、準備は早めに!
みなさんの合格を願っています。
今日は国試前日~国試2日目までの話と思ったことを話すね!
【結論】:国試会場近くのホテルに泊まるべし!NOT新幹線!