全薬学部生に伝えたい薬剤師国家試験に合格するための模試の復習方法

大事なのは、「仕分け」・「考え方」・「時間を区切る」の3つ!

皆さん、模試はどう受けてますか?
私は大学6年の時、6回模試を受けました。
薬ゼミ  :9月、11月、1月
メディセレ:8月、10月、12月です。

個人的に受けたくて受けたわけではなく、大学の方針だったわけですが、月一で模試受けても、1月まで復習する時間がほぼなかったです。(模試復習を沢山すると、過去問に割く時間が少なくなるため)。

さすがに私みたいに毎月模試受けている学生は少ないと思います。けれど、勉強計画的に模試復習に時間を割いている場合でない方は多いと思います。

そこで、今回は模試を最大限有効活用するための方法を話していきます!

まずは、模試の復習は模試を受けている時から始まる!、
全てがそうではないですけど、模試の受け方って薬剤師国家試験合格のために大事なので、お伝えしますね!

模試を最大限活用するの受け方を伝授するよ!

目次

模試の受け方 ①気持ち面


前日から模試終了まで、「これが本番!」という心持(こころもち)で臨むこと
そして、失敗した時は、どう改善するかを考えることです。

2月、国試前日は何時に寝て、起きて、朝ごはんは何を食べるでしょうか?
昼休みは友達と話すのか、それとも参考書と向き合うのか…
もちろん、1日目に丸付けやツイッターの情報なんて見ません。
本番さながらに臨みましょう。そうすると見えてくるものが段違いに増えます。。

例えば、トイレ。
トイレは国試会場でよく並ぶと聞いていたので、
本番行かない方が勉強時間確保できるかもしれないと考え、
11月の模試で、トイレに行きませんでした。

その結果、模試中にすごい尿意が…
理論問題の時だったのですが、なんとか我慢し、終了と共にトイレへダッシュしました。
無論、集中できているはずもなく、心も正答率もボロボロになりました。
この経験から、①毎休み時間トイレに行く ②尿意は我慢しない
の2点を次の模試と本番でも徹底しました。
まぁ、毎回トイレにいってたら、模試中に尿意が来ることはなかったので、
②は実践できずですが(笑)

これが本番だという意識で臨む事。
また、失敗した時は、今回でよかった。どう改善しようかと考えましょう。

模試の受け方 ②記号付け

①と少し矛盾するのですが、私は、模試中に問題に記号を付けてました。
まず、とにかく集中して解く!
そして、余った時間で記号を付けるという流れです。

記号は4つ。
自信持ってできる=◎
忘れたけど、過去問見れば行ける=○
解き方は分かるけど、単語が分からない=△
全く分からない=×

理由としては、効率よく復習するためです。

薬剤師 田中

これから詳しく説明していくね!

模試の復習の仕方

模試おつかれさまでした!
まずは、最後までやり切った自分に拍手!おめでとう!
気持ち折れてても、溶けない問題が少なくなくても、それでも、向き合った事は十分すごいし、試験を最後まで受けたのはほんとに良くがんばったと思う!
本当におつかれさま!

さて、それでは、この勢いのまま復習の仕方に行きますか!
復習はその日のうちに進めるのがオススメです。がんば!
復習の仕方としては、先ほどの記号を使っていきます。
◎と○で間違っている問題は復習して、次回は確実に点が取れるようにします。
時間がある人は△まで復習するとより良いですが、
まずは◎は確実に、○は◎になるようにやっていきましょう。

その時のポイントは
①「どうやったら正解にできるか(考え方)」
②「何が分かればこの問題は解けるのか(知識・単語)」
③1問あたり、10分以内でやる

の3点です。
特に3は重要!時間かかりそうなら、後回しにしてください。

あと、模試ノートとは別に、
私は参考書(私の場合は領域別。青本でもいいと思います)に直接書き込んでいったり、
問題解説を付箋に書いて貼って、参考書を強化していきました。
そうすると、関連付けて学べるし、過去問を周回しているときに目に入るので、
確実に覚えられます。

模試カルテの活用法

模試の結果の活用法についてです。正直、点数は気にしなくていいです。
ちゃんと勉強してれば上がりますし。
見るべきは、「みんなが正解しているのに、自分は間違っていた問題」です。
薬ゼミだと。「網掛け」と呼ばれています。
この問題は解ける必要があるため、自分の記号が×でもやります。


その復習の時も、
①「どうやったら正解にできるか(考え方)」
②「何が分かればこの問題は解けるのか(知識・単語)」
③1問あたり、10分以内でやる
でやってください。確実に合格に近づきます。

復習の頻度

みんな、1回勉強したら、次、いつその問題に触れます?
1週間以内にまた復習してください。
私は基本的に1~4周目は3日以内、5周目からは1週間以内、7周目以降は3週間以内でやってました。

エビングハウスの忘却曲線ってご存知ですか?
1日後には67%、1週間後には75%忘れてるってやつです。
毎日復習してなんて無茶ぶりはしません。1週間以内でいいです。
なるべく早く復習して、そして、頻度多くしてください。

1週間以内にやるとか、ましてや7周とか面倒くさいって思うでしょう?
けど、実際やってみると、周回していくと、解ける自分に自信がつきますし、問題に対して、愛着というか、安心感がでます。
1週間以内に復習、7周以上が合言葉です!

体験者は語る

私の場合、模試毎に上記の◎と○間違えた問題の復習をしていきました。
復習後の復習の頻度は、上にも述べたとおり、
1~4周目は3日以内、5周目からは1週間以内、7周目以降は3週間以内でやってました。
また、国試前の1ヶ月は過去問復習に余裕があったため、
1月に受けた薬ゼミの△~◎で間違っていた問題を総復習しました。
過去問を7周以上周回して、ベースがあったこともあり、
1月の模試から2月の国試本番で46点(6割6分→8割)まで点が上昇しました。

自分に合いそうだなって人は参考にしてみてね!

ぶっちゃけ、模試復習より大事な物、それは…

最後に、正直な話をします。
ぶっちゃけ、一番大事なのは、過去問です。
過去問できた上で、模試の復習をするのがベストです。
ただ、模試をほったらかしにするのは、もったいないので、効率よく、自分に必要なところをできるように、今回、模試の復習方法を紹介しました。

大事なのは、「仕分け」と「考え方」と「時間」を区切ること。

自分に合いそうだなっと思ったら、参考にしてください。
皆さんの合格を楽しみにしています。